今夏にトッテナムを退団し、MLS(アメリカ1部)へ活躍の場を移したロサンゼルスFCの韓国代表FWソン・フンミン。

今季のMLSで10試合9得点3アシストを記録して格の違いを見せつけているが、欧州の舞台で再びプレーする可能性があるようだ。

イギリスメディア『The Sun』は16日、『ソン・フンミンは『デイヴィッド・ベッカム条項』でプレミアリーグに復帰できる」という見出しをつけ、韓国代表のエースがMLSの今季終了後に欧州へ期限付き移籍する可能性があると報じた。

ベッカムは2009年に、当時所属していたロサンゼルス・ギャラクシーからイタリアの名門ACミランへレンタル移籍して1シーズンを過ごした。

この移籍の背景には、イングランド代表として翌年の南アフリカワールドカップ(W杯)出場を狙っていたベッカムが、MLSのシーズンオフにも行われるワールドカップ予選でプレーするために、コンディションを維持したいという狙いがあったという。

同メディアによると、ソンも来年6月から北米3カ国で行われるワールドカップに向けてこの特別な条項が盛り込まれているそうだ。

現在33歳のソンにとって、来年の大会が現役最後のワールドカップになると予想されており、ベッカムと同様にコンディション維持のために欧州でのプレーを選択する可能性が高い。

『The Sun』は「ベッカムがLAギャラクシーからミランへ短期間のレンタル移籍をしたように、ソンも短期ローンによってプレミアリーグへ戻る余地を残している」とし、古巣のトッテナムなどがレンタル移籍先の候補になるだろうと伝えた。

また『TransferFeed』によれば、ソンがトッテナム復帰以外の選択肢として、過去にベッカムと短期間のローン契約を結んだミランへのレンタル移籍、あるいは母国韓国のクラブでプレーする案もあるという。

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プレミアリーグで得点を量産した同選手の欧州復帰を望むファンにとって、今冬の移籍市場最大の注目トピックスになりそうだ。

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