14日に実施されたキリンチャレンジカップ2025、日本対ブラジル戦。結果は3-2の劇的勝利で、日本サッカー史に残る快挙となった。

エース三笘薫らを欠いた状況での歴史的勝利は、アジアのみならず欧米諸国でも報じられる異例の事態となっている。

同日にパラグアイと対戦し、2-0の完全勝利をおさめた韓国でもこの結果は衝撃を持って受け止められている。

10日に韓国はブラジルと対戦し、5-0と大敗を喫しており、この結果も背景にある。しかしながら、韓国代表FWソン・フンミンはこの結果にも動じていないようだ。

韓国紙『スポーツ朝鮮』によると、ソン・フンミンは「日本対ブラジルの結果を見たか」という記者の質問に対し、「あまり興味がなくて」と回答。ライバル日本の歴史的快挙にはあまり気にしていないことを明かした。

同紙は、目の前の勝利に集中する韓国のエースの姿勢を絶賛した。

「おそらく韓国に最も必要な姿勢かもしれない。(中略)ワールドカップ本戦へ向かう旅路において、ホン・ミョンボ監督率いる韓国代表と森保監督率いる日本代表が向かう道と歩む方法は、必然的に異なる。日本の成果に泣き、敗北に笑うよりも、ひたすら韓国代表として前進するというソン・フンミンの意志が光る一言だった」

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近年、韓国サッカーは日韓戦での度重なる敗北などの影響で「日本と韓国のサッカーのレベルは大きく離されてしまった」と論ずる悲観論も少なからず存在する。

ただ、国を背負うエースがこの姿勢を続けるのであれば、韓国サッカーの未来も明るいのかもしれない。

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