今年2月に水原FCからサンフレッチェ広島に期限付き移籍で加入した韓国人GKチョン・ミンギ。

ここまでリーグ戦の出場はないものの、韓国メディア『スポーツ東亜』の取材で、日本での生活に満足していると明かした。

2018年にFC安養でプロデビューして以降、国内リーグでのプレーを続けていたチョンだが、今季から広島へ期限付き移籍し、29歳で自身初の海外挑戦を選択した。

広島は今季、日本代表GK大迫敬介が正守護神に君臨している。チョンはルヴァンカップ6試合、天皇杯1試合の出場にとどまっている状況だが、初の海外挑戦に満足している。

「あまり試合に出場していないが、大迫をはじめ日本代表の選手たちとレベルの高いトレーニングができてうれしいです」

同選手は続けて「特にビルドアップに関して、これまで触れたことがなかったプレーを学んでいます」と、日々の練習に充実感を示した。

また広島の韓国人GKは、大迫とのポジション争いが熾烈と知りながらJリーグ移籍を決断した理由について「ビルドアップの能力を上げたかったからです。Jリーグは練習環境、芝生などインフラが良い。技量を向上させるのに最適な環境です」とJリーグのインフラ環境を絶賛した。

今年7月に日本人の一般女性と結婚したチョン。

私生活について「日本で妻と一緒に幸せに過ごせているおかげかサッカーもうまくいっています。妻がよく日本語を教えてくれるので、チームメイトとのコミュニケーションも活発になっています」と語り、私生活の安定がピッチ上でのパフォーマンスにも良い影響を与えているようだ。

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広島とチョンのローン契約期間は今年12月31日までとなっているが、私生活の充実を活力にする同選手の活躍に期待したい。

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