スウェーデン1部のユールゴーデンでプレーする小杉啓太は、19歳の左サイドバックだ。
2024年に湘南ベルマーレのユースからユールゴーデンに移籍し、北欧でプロになった。
現地では、『日本のロベルト・カルロス』と評されるなど評価を高めており、『Transfermarkt』による市場価値は10代日本人選手でトップとなる400万ユーロ(約7億円)に達している(小杉の身長はロベカルと同じくらいだが、パワフルなタイプではない)。
その小杉は、9月末から10月にかけてU-20日本代表の一員としてU-20ワールドカップを戦った後、ユールゴーデンに復帰。
ただ、25日のヴェーナムー戦に先発したものの、前半だけで交代になった。
『Expressen』などによれば、小杉は右足首を痛めたことで交代になったようで、試合後には右足首にアイシングを施していた。
それでも、監督は「悪いものではないと思う。捻挫だ。様子を見なければいけないが、軽い足首の捻挫だと思う」と話しており、小杉本人もこう述べたそう。
「足首をひねっただけです。おそらく数日で復帰できると思います。
(11月2日の次節には出場できるか)はい、できるだけ早く復帰できるようにベストを尽くします。
痛かったんですが、交代の機会を犠牲にしたくなかったので、前半はプレーしました。深刻なものには見えません。普通の捻挫で、通常は1週間ほどかかります。でも、様子を見ましょう」
ルールでは、最大5人の選手交代が認められているが、試合中に選手を交代させられる回数は、3回(プラスハーフタイム)に限られる。
小杉は前半途中に足首を痛めたが、チームの交代回数を消費しないようにハーフタイムまでプレーした模様。
彼は「45分プレーできるかもしれない時に早く交代したくありませんでした。念のため後半に交代しました」とも話していたようだ。
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スウェーデンリーグは春秋制で、ユールゴーデンはあと2試合でシーズンを終える。