いまや日本代表の頼れるエースFWになった上田綺世。
27歳のストライカーは、クラブでも代表でも素晴らしい活躍を見せている。
在籍3年目を迎えたオランダの名門フェイエノールトでは、11試合で13ゴールと大爆発。1年目は公式戦5得点、2年目は公式戦9得点だったが、大きく得点数を伸ばしている。
また、代表戦でもパラグアイとブラジル相手に2試合連続ゴールを記録。特にサッカーの王国ブラジル相手に歴史的初勝利を飾った一戦では、値千金の決勝ゴールを叩き出した。
その上田と代表の1トップを争っているライバルが、28歳の小川航基だ。
小川も2023年からオランダ1部リーグのNECでプレーしており、1年目は公式戦15得点、2年目は公式戦9得点を記録。3年目の今シーズンは、現在4得点を決めている。
その小川は、オランダ紙『Voetbal International』のインタビューで、「(上田は)本当に素晴らしい選手。彼とは昔からの知り合い。初めて対戦したのは6年くらい前。当時から彼から学ぼうとしていた。その一方で僕は自分自身のことを信じている。彼よりも自分のほうがいいと思っている。自分は日本代表で一番のストライカーだと思っている」と発言していた。
そうしたなか、上田は『ESPN』のインタビューで、「自分のほうが優れている」という小川の発言について聞かれると、日本語でこう話していた。
「どうなんでしょう…そうなんでしょうかね(苦笑)
僕は彼がすごくいい選手だと思いますし、彼には彼の考え方、プレイヤーとしての感覚もあると思うので。
僕はどっちが上とかは分からないですけど、彼はすごくいい選手だと思っています」
直接的な比較に関する返答に困りつつ、小川のことをリスペクトする発言をしていた。
日本代表は11月に今年最後の試合となるガーナ、ボリビアとの対戦を控えている。そこでも、上田と小川のプレーは注目されそうだ。