現地土曜日、イギリスのドンカスター発ロンドン行きの列車内で刺傷事件が起きた。

『BBC』などによれば、32歳の容疑者は、ナイフで複数人を切りつけ、乗客を助けようとした鉄道職員が重体にあるという。

この事件ではサッカー選手も被害者のひとりになった。

英5部スカンソープ・ユナイテッドは、3日に所属選手であるジョナサン・ジョシェが、衝撃的な襲撃事件の被害者になったと発表。襲撃によって怪我を負い、入院したものの、命に別状はないとのこと。22歳の彼は、上腕を切られたために手術を受けたそう。

また、1865年創設のサッカークラブ、ノッティンガム・フォレストの61歳ファンも事件の被害者になった。意を決して犯人に立ち向かった彼は、頭や手などを6回も刺されたそうで、こう語っていた。

「みんなビュッフェカーの方に逃げて、そこはもう満杯寸前だった。それ以上入れなかった。自分は無理に押し込んで入ろうなんて思わなかった。

若い女性たちがいて、彼女たちを中に入れなきゃいけない。自分は男に立ち向かったんだ。ドアがちゃんとロックされてるか確認して、周りを見回して時間を稼がなきゃいけなかったからね。

奴が向かってきて、腕で押し合いになった。そこで自分の手がひどいことになった。指に4本も切り傷があって、ズタズタに切られた。避けようとしてしゃがんだりした時に頭をやられたんだと思う。

(英雄と呼ばれるのは)嬉しい。でも、他にも英雄はいる。警察や列車から助け出してくれた人、救急隊や病院のスタッフ、あの人たちこそ本当の英雄だ」

信じられないような怪我で離脱したスター10名

この事件で11人が入院。襲撃を阻止しようとした職員は、依然として生命の危険にさらされており、5人はその後退院したという。

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