日本と韓国の育成年代の交流が盛んになっている。

先月31日から今月4日まで愛知県名古屋市で開催されたユース交流戦に、ソウル・イーランドU-18チームが参加した。韓国メディア『Footballist』が同大会について伝えている。

同大会には名古屋グランパスU-18の他、大同大学大同高や帝京大学可児高など高体連のチームも多数参加した。

同メディアは「多彩なサッカー文化に触れながら、異なるプレースタイルを体験。国際的な競技力をさらに高める機会となった」と伝えた。

ソウル・イーランドのトップチームは現在韓国2部を戦っており、セレッソ大阪や北海道コンサドーレ札幌、京都サンガFCでプレー経験があるGKク・ソンユン、元ベガルタ仙台のFWホ・ヨンジュンが在籍している。

過去には元日本代表のMF増田誓志氏やMF小林祐希がプレーするなど日本とも縁が深いチームだ。

同クラブは育成年代でも日本との交流を活発化させており、2023年にはU-12チームが日本で開催されたナイキカップに参加。2024年には前橋市長杯にも参加した。

また昨年はU-18チームが波崎ユースカップに出場した。特に大同大学大同高とは昨年に続き2年連続で親善試合を行うなど友好的な関係を維持しているという。

ソウル・イーランドU-18のパク・ウォンホン監督は「このような機会をくれたクラブに感謝しています。短い期間でしたが、多くの収穫がありました。交流戦を通じてスタッフと選手間のコミュニケーションが活発になりました。日本の選手たちの姿勢や精神力、技術的な部分を直接感じることができました。この経験はチームの結束と選手の成長に大きな助けとなりました。日本で学んだことをしっかり生かしてより発展したチームをつくっていきたいです」とコメントした。

また今回の交流戦に出場したDFパク・セフンは「クラブの支援のおかげで、海外で貴重な経験を積むことができました。今回の交流戦で目標にしていた『チームの結束』『自分たちのベースづくり』『日本の選手から姿勢を学ぶこと』をすべて達成できました」と語り、同世代の日本の選手たちから受けた刺激を糧にする。

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なお、同メディアは「ソウル・イーランドは今後も海外交流プロジェクトを継続的に拡大していく計画だ」と、同クラブの今後のさらなる国際交流を示した。

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