日本代表は、今年最後の戦いになる今月の2連戦に向けた招集メンバーを6日に発表した。
そこに守田英正の名前はなかった。
30歳の守田は、ポルトガルの名門スポルティングCPで活躍してきた主力メンバーのひとり。確かな技術と戦術眼を併せ持つMFとして、サムライブルーの中盤に君臨してきた。
ただ、昨シーズンから怪我に苦しむようになっている。今シーズンも怪我があったために、6月以降は代表に招集されておらず、今回も選外になった。
その守田はスポルティングとの契約が今シーズン限り。
クラブ公式サイトなどによれば、ルイ・ボルジェス監督は、契約が満了になる守田の将来についてこう話していたそう。
「我々はそのことを知っていたが、彼を起用したかった。
なぜなら、選手として人間としてこのチームに与えてくれるものを考えれば、彼はシーズンを通じて非常に重要な存在になると信じていたからね。
守田の出来事とは関係なく、ジョアン・シモンエスは、常に解決策になってくれている。いまの彼はチーム同様に好調だし、この台頭は当然だ。
昨シーズンもすでにトップチームで試合に出ていた。重要なのは年齢ではなく、力を発揮できるかどうかだ」
ボルジェス監督はこれまでも守田を高く評価してきた人物で、その思いに変わりはないようだ。
ただ、守田は怪我もあって、やや存在感が薄れており、その一方で18歳の若手MFシモンエスが同じポジションで台頭しつつある。
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守田は日本代表において重要な存在だけに、W杯本大会までに復調することを願うばかりだ。