小川航基、佐野航大、塩貝健人ら3人の日本人選手が所属するオランダ1部NECナイメーヘン。
9日に行われたエールディヴィジ第12節フローニンヘン戦に2-0で勝利した。
後半6分に先制ゴールを決めたのは佐野。パスを受けてペナルティエリア内に進入すると、左足のシュートを流し込んだ。
後半16分には塩貝がクロスを押し込み、追加点を奪った。
22歳の日本代表MF佐野は、今シーズン初得点。慶應大学ソッカー部出身の快速FW塩貝は、今シーズン3点目となった。
『Forza NEC』は「日本人選手たちがNECの記念週間で華々しいスタート」と日本人コンビの活躍を讃えていた(NECは11月15日に創設125周年を迎える)。
佐野は幅広いポジションでプレーできるのも強み。本人は、これまでよりも少し高い位置でプレーしており、それが初ゴールにつながったと語っていた。
「(ゴールは)すごく簡単そうに見えたよね(笑)。
ファーストタッチは最高だったけれど、その時点ではまだゴールは見えていなかった。(シュートは)直感で、自分の感覚が裏切らないことを願っていた。
シーズン序盤は“6番”のポジションで、後ろに留まることが多く、得点に絡むことが少なかった。今はもう少し高い位置でプレーできていて、得点にもっと貢献すべきだと思っている。
(守備的MFダルコ・ネヤスミッチの加入は)間違いなく助けになっている。これまでよりも自由にプレーできる」
その佐野は、6月に日本代表デビューを果たすと、兄の佐野海舟と一緒にピッチに立った。ただ、先月に続いて、今月も代表に招集されず。
佐野は「日本(代表)の中盤には素晴らしい選手たちがいる。その中に割って入るのは難しい。まだ自分は十分ではない。今日のゴールで少し見せたけど、まだ成長できるし、それを見せ続けなければならない」とも話していたそう。