注目選手は?
以前4チームを全て分析した際にはビラル・アレズー、そしてサンジャール・アハマディをあげていたが、その両名は今回招集されていない。
その中でキーマンとなる選手をピックアップした。
FW:ファイサル・シャイェステー
アレズーとアハマディがいない中、点を取れる選手といえば彼とザザイくらいだろう。大柄なハイバル・アマニはどちらかといえばポストプレーヤーである。
彼はオランダ育ちであり、トゥウェンテ、ヘーレンフェーンの下部組織出身だ。プロには上がれずブルガリアやタイの下部リーグでプレーしてきた。
左足のキックや鋭いドリブルを得意とするアタッカーで、スペースを与えると危険な選手である。
MF:ムスタファ・ザザイ
カンボジア戦で値千金のゴールを決めたサイドの点取り屋。決して器用な選手ではないが、ドリブルやカットインで中央を破り、豪快なシュートを放ってくるアタッカーだ。
彼もアフガニスタン生まれだがドイツ育ちで、ハンブルガーSVのユースにも所属していた選手である。リューベックでトップチームに昇格し、現在は宮市亮がいることで知られるザンクト・パウリのリザーブでプレーしている。
DF:ジェラルディン・シャリティアール
このチームには数少ないベテラン選手である。国外育ちの走りでもあり、2011年の南アジア選手権準優勝を経験している重鎮だ。
本来は守備的MFなのだが、代表では基本的にセンターバックとしてプレーする。パワーを生かした守備に加え、豪快なドリブルと鋭い縦パス、強烈なミドルを持っているリベロだ。
日本を相手にしたときには守勢に回ることが予想され、その攻撃力を発揮できるかどうかといえば厳しいだろうが、彼の「一発」には注意が必要である。