チャン・リンペンってどんな選手?
チャン・リンペン(張琳芃、Zhang Linpeng)は1989年、山東省出身の26歳だ。
上海東亜(現・上海上港)のアカデミーで育ち、2010年2部在籍時にも関わらず高洪波により中国代表へ招集。以来2011、2015年のアジアカップ2度を含め、代表46試合5得点を記録している。また、チャンが加入した2011年以降の広州恒大はリーグ4連覇とACL優勝を達成しており、選手の価値を示す移籍金は中国人で最高の評価を受けている。
ポジションは主に右サイドバックだがセンターバックも対応可能。U-23時代はボランチも経験した。高さとフィジカルの強さ、時折見せるミドルや得点力が売りで、セルヒオ・ラモスをもじって「张莫斯」(=チャンモス)と呼ばれる。
日本のファンにはACLでのラフプレイや退場劇が印象的だろうが、確かに気性の荒さは欠点。そのせいか今年は怪我がちで半分以上の試合を欠場(リーグ11試合4得点)している。
今年に入りインテル、チェルシーからオファーがあったようだが、条件面で折り合いつかず流れていた。今夏にクラブと5年間契約を延長している。