アドリアン・ムトゥ(元ルーマニア代表FW)
パルマではアドリアーノ、中田英寿とともに「トリデンテ」を形成し、クラウディオ・プランデッリ監督率いるチームの中心となったドリブラー。
2003年にはロマン・アブラモヴィッチ氏によって資金が注入されたチェルシーに2250万ユーロで引き抜かれたものの、継続的な出場機会を獲得出来なかった。
そして2004年にやってきたジョゼ・モウリーニョ監督とは関係がこじれ、9月にはコカインの摂取も発覚。7ヶ月の出場停止と2万ポンドの罰金処分を受けることになった。
その後チェルシーに訴えられたことで1700万ユーロに及ぶ補償金の支払いを命じられるなど、この事件の余波は大きいものになってしまっている。
ただ、選手としてムトゥはユヴェントス、フィオレンティーナで復活を遂げ、2013年までルーマニア代表の一員としてもプレーし続けることに成功した。
一旦現役を離れていたものの、昨年所属したインディアン・スーパーリーグで良い感触を掴み、先日タルグ・ムレシュでプロ選手としての復活を果たしている。