グラッツィアーノ・ペッレ(サウサンプトン)

昨シーズン、プレミアリーグで38試合に出場し、12ゴールとサウサンプトンを牽引したペッレ。今シーズンも彼への期待は大きかったが、昨シーズンほどの爆発力は無く、1月にチャーリー・オースティンが加入して以降は少しづつ出番を減らしている。

現在、ミランのFWはカルロス・バッカとエンバイ・ニアングが務めているが、それに続く選手がおらずミハイロヴィッチ監督の愛弟子であるマリオ・バロテッリはチームにフィットできていない。ルイス・アドリアーノとジェレミ・メネズが夏に退団することは濃厚であり、今夏の移籍ウィンドウでもミランはFW探しをする可能性は高い。

ペッレは母国イタリアで芽が出ず、オランダのフェイエノールトでブレイクした選手。遅咲きだったため、既に30歳を迎えているが、193cmの体躯は非常に魅力的である。

既にガッリアーニ副会長が動いているとの報道や、ペッレ本人がホームシックになっているという報道がある。『Daily Star』によれば、ミランが移籍先の有力候補となっているが、まずは解任の噂のあるミハイロヴィッチの去就決定と、ダブついている前線の整理が優先になるだろう。

ドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)

もしかしたらミランが最も欲しい選手はこのサッスオーロのFWかもしれない。なぜなら彼が”ミランキラー”として有名な選手であるからだ。

2014年の1月13日、ミラン戦に挑んだベラルディは1試合4得点を記録。その後もミラン戦で活躍を続けており、「彼を引き抜けばサッスオーロ戦で苦戦しない」と考えてもおかしくない。

ベラルディに興味を持っているのはインテルやプレミアリーグのトッテナムだといわれている。まだ21歳と若く、将来性は非常に高い。『Express』によれば、1970万ポンド(およそ31.5億円)の費用が必要とのこと。

なお、サッスオーロは2015年の6月にベラルディの保有権をユヴェントスから買い取っているが、今年の夏にユヴェントスが買い戻せるオプションがあるとも伝えられている。

アルバロ・モラタが買い戻しオプションでレアル・マドリーに戻るとも噂されており、モラタ放出となればベラルディの復帰に動くかもしれない。