グルノーブル・フット38(フランス)
フランス屈指の学園都市として知られるグルノーブル。リヨン近郊の街であり、多くの大学や研究機関がここに本拠地を置いている。人口は15万人を超える程度であるが、知名度は非常に高い場所だ。
1892年に設立されたSCグルノーブルは、1942年にプロへと転向したものの、後に資金不足で撤退。後に就任したピエール・ベール会長の意向によって1951年に再挑戦し、1960年に初めて1部へと昇格したという歴史を持つ。
ところがその後は再び下部リーグへ。1972年には地域リーグまで転落するなど、長く苦しい時代を過ごした。
1985年には若きユーリ・ジョルカエフが加入したりしたものの、結果に恵まれず、なかなか浮上することは出来なかった。
変化の兆しが見えたのは1997年。グルノーブルの自治体がクラブを支援することを決め、複数のチームを合併させた。そうして生まれたのが、グルノーブル・フット38だ。
この後CFA(4部)、ナショナル(3部)を制覇し、2001年に2部リーグまで駒を進めることに成功した。
そして2004年。結果を出しながら赤字に苦しんでいたクラブの株式を過半数購入したのは、日本の株式会社インデックスだった。