ついに開幕したEURO2016。ここでは4年前の前回大会に10代で参加した選手たちの現在を見てみる。

ラファウ・ヴォルスキ/ポーランドMF/当時19歳→現在23歳

取れそうで取れない巧みなドリブルとイマジネーション溢れるプレーを武器とするアタッカー。

2011年からポーランドU-20代表の主軸を担っていたが、2012年にはU-21を飛び越えてA代表にも参加。EURO2012ではサプライズ選出となった。

2013年1月にフィオレンティーナに引き抜かれたものの、現在はレンタルに出されている。フル代表からは2014年5月のドイツ戦を最後に遠ざかっており、今予選でも出場はなし。本大会のメンバーにも選ばれなかった。ポーランド代表キャップ4。

コスタス・フォルトゥニス/ギリシャMF/当時19歳→現在23歳

攻撃的なポジションであればどこでもソツなくこなせるMF。周囲を活かしたプレーと自らゴールを狙いに行く迫力のある仕掛けを武器とし、代表ではキッカーを務めることも。

オリンピアコスの下部組織出身だが、トップチームではなくAOトリカラという地元チームでプレー。その後、カイザースラウテルンへ移籍すると、すぐさまレギュラーポジションを掴み、驚きを提供した。

2014年からはユース時代を過ごしたオリンピアコスでプレーしている。2014年W杯メンバーからは落選したが、今大会の予選では4試合に出場した。ギリシャ代表キャップ19。

イェトロ・ヴィレムス/オランダDF/当時18歳→現在22歳

現キュラソーの出身で、抜群の身体能力を武器にアグレッシブな攻撃参加を見せるレフトバック。

2011年のU-17W杯優勝メンバーでありU-19代表を経て、2012年にはオランダフル代表へ。

EURO2012では、エリック・ピーテルスが故障でメンバーから外れたこともあり登録メンバー入り。グループリーグデンマーク戦で先発フル出場。18歳と71日というのは、EURO史上最年少出場記録だ。

2011年からPSVの主軸として活躍を続けているが、今季は膝の問題で7か月離脱した。今大会予選には3試合出場、オランダ代表キャップ20。

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