宇佐美 貴史
出場した年:2008年(準決勝)
現所属:アウクスブルク(ドイツ)
この大会で10番を背負ったのは柴崎岳(現鹿島アントラーズ)、チームトップの4ゴールを決めたのは宮吉拓実(現サンフレッチェ広島)だが、「プラチナ世代」と評されたチームの中心的な役割を担ったのが宇佐美だ。
少年時代から国際大会で華々しい活躍を見せた彼はガンバ大阪ユースの「史上最高傑作」と称され、存在自体が「都市伝説」にまでなっていたほどだ。
準々決勝サウジアラビア戦で見せたこのプレーは、その噂が真実であることを証明するものとなり、彼に対する期待に拍車をかけることとなった。
少年時代からの経緯を考えると、今回挙げた6選手のなかで久保に最も近いのは彼なのかもしれない。
この世代で中心となった選手がそのままプロの世界で大成するのは数人ほどだと言われているが、今回紹介した6人のうち4人(小野、柿谷、宇佐美、南野)がその後、海外のリーグに挑戦している。
MVP級の活躍をした場合には、プロサッカー選手としての成功が約束されるのかもしれない。久保は果たして彼らの後に続くことができるだろうか。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ