得する人:ユルゲン・クロップ(リヴァプール監督)
ドイツ人指揮官としては、自らのスタイルにフィットする選手を手にいれた形だ。クロップは互換性のあるアタッカーを欲しており、サラーは両サイド、偽9番、セカンドストライカーとしてプレーできる。
また、クロップのチームで最も共通のテーマは前からのプレッシングだろう。そして、サラーはそれを間違いなくやる。今季のセリエAで11回のインターセプション、22度のタックルを成功させているのだ。
さらに、サラーは速い。クロップのリヴァプールにおいて、トランジション(攻守の切り替え)は鍵となるファクターだ。中盤でボールを奪うと、リレーランナーのように突進する。マネとサラーの両サイドに、クロップはワクワクしていることだろう。