2. FIFAが定める「国際Aマッチデー」との関係
次に気になるのは、「国際Aマッチデー」との関係性だ。
サッカーファンはご存知の通り、FIFAは一年に数度、国際Aマッチデーというものを設けている。普段はクラブチームの制約下に置かれる選手を、代表チームが招集し拘束できる期間のことだ。
この時、基本的にクラブチームは代表チームからの選手の招集を断ることができない(その選手が怪我を持っている場合など例外はある)。
いわば、代表チームがクラブチームに制約されることなく自由にメンバーを招集できる期間であり、そのためワールドカップ予選などの公式戦が組まれているというわけだ。
なお、2015年からFIFAのカレンダーは変更になっており、現在では偶数年と奇数年の2年間で合計18試合が行われる(ワールドカップやEUROなどの選手権を除く)。これが国際Aマッチデーの正体である。
しかし、国際Aマッチは国際Aマッチデー以外にも開催することができる。
実際、日本代表は2014年ワールドカップ直前にコスタリカ、ザンビアとそれぞれ対戦しているが、この日は国際Aマッチデーの指定日ではなかった。