イルカイ・ギュンドーアン
「浮き沈みがある。それは当然だ。気分がいい日もあれば、悪い日もある。それは時々イライラもする。
疑いは大きくなる。しかし、正直に言って、僕には他の選択肢なんかありゃしなかった。
僕はサッカー選手だし、そうしてきた。18歳でプロになってから、人生のすべてをかけてきた。これが仕事だ。もう一度挑戦する以外の選択はない。
怪我からの数日は最悪だった。何が起こったかを理解してからね。6~9ヶ月離脱する。最悪の感覚だった。手術の次の日も良くはなかった。
テレビやスタンドで試合を見ることは悲しかった。4~5日おきにプレーすることに慣れていた。それから離れることは、常に残念だ。
奇妙な感覚だ。もはやグループの一員ではないのではないかと感じてしまうこともある。
チームとともに旅ができない。そして自分だけですべてをやるか、理学療法士やフィットネストレーナーと練習をする。
これは、サッカー選手として生きている上で最悪の感覚だよ。
長い時間だった。厳しかった。再びプレーするために頑張った。それが、今とても特別な感覚を受けている理由だよ。
前の2試合でメンバーに入れたが、プレーはできなかった。今回は数分出場できて、より満足したよ。チームのプレーもとても印象的だったね」
2度目の膝手術、長期離脱…復帰のギュンドーアンが明かす「最悪の日々」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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