2008 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー SL: ど肝を抜くもの
The genesis: フットウエアデザイナーのマーク・パーカーが2006年1月にナイキCEOに就任すると、彼は社内デザインチーム全員に、デザインに制約をつけず意表を突くものを作り出すことを求め、競技向けフットウェアにおけるイノベーションの意味を再考することを促しました。
The tech: この要求に応え、ナイキ フットボール チームはマーキュリアルの軽さとスピードのコンセプトを大きく加速させました。重さはたった185g。イタリア製のアッパー、ドイツ製のプレート、韓国製のアウトソールを生み合わせたマーキュリアル SLは文字どおりグローバル スポーツであるフットボールの産物です。
The look: これでもかと言うほどの、見紛うことのないカーボンのアッパー。ジャージからショーツにかけて、カラーリビールテープを採用。大き目のメッシュが現れた時に多くの空気を取り入れて体温の上昇や発汗、ユニフォームの突っ張りを抑え、アスリートにかかるストレスを軽減しました。
2008 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー IV: 大胆な動き
The genesis: 課題としたのは広いシュート面を確保した流線型の短距離スパイクのスタイルを提供すること。
The tech: 帝人®のアッパーでシューレース部分を覆い、グラスファイバー製のシャシーが陸上スパイクのように瞬時の加速を可能にしました。
The look: スピードを内に秘めたマーキュリアル ヴェイパー IVは、オレンジピールとシトロンというこれまでになく大胆な色をフットボールピッチにもたらし、さらにマーキュリアル ヴェイパー ローザも黒スパイク信者にとどめを打つような華やかさを見せつけました。
2009 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ: フィットを完璧に
The genesis: アスリートが望むものは?履いている感覚を減らしながら、全ての要望を叶えられるスパイクにするためには?その答えから生まれた、当時最軽量・最速のスパイク。
The tech: 超薄型の帝人®製スキンと、(軽量なサポートのために作られ、北京で初めて登場した)フライワイヤーの糸を組み合わせたアッパーが、足をしっかりとスパイクに安定させました。細部まで調整されたシェルが最適なフィットと妥協のないボールの感触を実現しました。新しく軽量なトラクションを提供するクリーツとカーボンファイバーのシャシーでスパイクをできるだけ軽量にすると同時に、7層のカーボンのアウトソールが最大限の弾性と屈曲性を提供しました。アッパーとソールがバランスよく機能し、アスリートが素早く加速・反応できるスパイクに仕上がりました。
The look: スパイクの中でも特徴的な要素であるフライワイヤーがマーキュリアル ヴェイパーフライにハイテクな印象を与えました。