この日が167試合目のCL出場となったカシージャス。
しかしリヴァプール戦の1stレグはホームで大敗するなど敗退が現実味を帯びており、カシージャス自身もこの夏でチームを去ることが噂されていた。つまり、この日の2ndレグがカシージャスにとって最後のCLになる可能性があるのだ。
そこでリヴァプールのサポーターは、その功績を讃えこのような形でカシージャスを出迎えたというわけ。
勝負がある程度決しているからこそ出来た心遣いだが、それでも対戦相手の選手にこうした振る舞いを見せることができるのは素晴らしい。
試合後にはユルゲン・クロップ監督も抱擁していたカシージャス。
アンフィールドで受けたオベーションについて、「あのような美しいことをやってくれたリヴァプールファンに感謝したい。対戦相手の選手に拍手を送ることは、そんなに多く起きることではないからね」とコメントしている。