――沖縄に来てどのくらいが経ちましたか?
2年ですね。
――ここまでを振り返って、今のところの歩みとしてはどのような印象ですか?
何をもって順調かというのが難しいところではありますが、チームは上に上がっていますし、後はそれにチームとしての活動、地域貢献だったり地域創生をどうやってこのチームとして、役割を果たしていくか。少しずつではありますが形になってきている部分もありますし、今自分たちができる範囲ではやれているかなと。
ただ、それで十分かといえばそうではないですし、もっともっとやらなければいけないことがあります。当然現場レベルでもそうですし、チームとしてのことを考えると、まだまだやっていくことが多いなという感じです。
――チームの活動として、沖縄の伝統工芸とコラボしたポロシャツや地域資源(もろみ酢)を活用したドリンクなど新しい取り組みをされているとお聞きしましたが?
沖縄にあるものをどうやったらもっとアピールできるのか。
自分たちは今、沖縄でこういった活動をやらせていただくなかで、沖縄SVが発信源となりもっともっと多くの人に沖縄を知ってもらうのが良いのかなと。伝統工芸もそうですし、沖縄の地域資源をもっと県外や海外の方へアピールして沖縄を盛り上げていけたらと思っています。
どういう役割を担っていくかはそれぞれのクラブの考え方次第だと思いますが、自分のこのチームはそういう役割も担っていきたいです。
■沖縄の伝統的工芸品活性化プロジェクト
沖縄SV×ヨネックス×首里織×琉球びんがた
本日記者会見を実施し、
2月末よりコラボポロシャツの発売が決定しました。
詳しくは下記サイトをご参照ください。https://t.co/pHu5gkCMih pic.twitter.com/W6qBADmkqf
— 沖縄SV (@okinawasv151225) 2017年2月11日
ただ自分たちが強いチームになって上を目指しますというだけでは誰も応援してくれませんし、やる意味もありません。
このチームがあることで新しいことが生まれる。今まであったものがもっと活性化できる。そういう役割を担っていきたいですし、それがJリーグの理念でもある地域に根差したクラブだと考えています。
そうしたなかで、自分たちはスポーツクラブ(※SV(エスファウ)はドイツ語で「スポーツクラブ」を意味するSport-Vereinの略)を掲げていて、今はサッカーのみですが将来的にはサッカーだけではなくもっと色んなことにチームとして取り組んでいきたいと思います。