―日本サッカーが目指すべき道、どんなサッカーを目指すのかが分かりにくくなっている。どう考えているか?
「もちろん基本的な戦術やベースは一緒だと思っていますが、監督によってやり方が変わるのが事実です。
実際にハリルホジッチ監督がやろうとした速い攻撃だとかそういうのもあったのも事実ですし、そういうことが必要なのも私たちも分かっているつもりです。
ただそれを選手たちが全うできるかどうかを踏まえながら、そしてまた今までワールドカップで通用したもの、しなかったもの、今のサッカーに合うもの、合わないものをしっかり分析して我々はチームを作らなければならないと思っています。
最近はやはり、やるサッカーもそれほど大きな差がなくなってきているのも事実です。
自分たちで自分たちでしっかり判断し、監督の指示だけではなく、自分たちがその場その場で一番良い選択ができる。そういう選手たちのプレーを期待したいと思います。
もちろんベースには監督のやりたいサッカーというのは出てくると思いますが、日本らしいサッカーが確立されてきている中で、それを私は志向してほしいと思います」
―日本らしいサッカーとは?
「しっかりボールを繋いでいくということです。
これは私の意見ですから、監督がどう思うかはまた(西野監督の就任会見が行われる)木曜日に是非聞いていただきたいと思います。
こういうサッカーだというのは、日本のサッカーだと言ってできるのではないと思っています。
世界のサッカーに常に私たちがアダプト(適応)していくことによって、それが自然に日本のサッカーになっていくんだと思っています」