安部 裕葵(鹿島アントラーズ)

今大会、日本の10番を背負うのは、ギラギラと野心あふれるプレーが魅力の攻撃的MF、安部裕葵(ひろき)だ。

広島の瀬戸内高校から2017年に鹿島アントラーズ入り。優勝争いの常連クラブにおいて1年目からリーグ戦13試合に出場すると、今シーズンはさらに出場機会を増やしている。

持ち味は圧倒的なボールスキルを生かしたドリブルで、相手の裏を取る技術と判断は、まるで南米の選手のよう。

いわゆるトップ下気質のプレーヤーだが、鹿島ではサイドで起用され、オフザボールや守備面など組織の中での振る舞いにも向上が見られる。

守備を固めてくるチームが多いアジアでの戦いでは、個人の打開力が必須。ACLの厳しい戦いも経験している安部にかかる期待は大きい。