上田綺世(法政大学)
1998年8月28日生まれ(20歳) 180cm/72kg
法政大のエースとして名を馳せており、“大学ナンバー1”との呼び声が高いストライカー。
今年のトゥーロン国際大会では、三笘薫(川崎入りが内定)との大学生コンビでU-19ポルトガル代表から2ゴールを記録し逆転勝利の立役者に。アジア大会では壮絶な戦いとなった韓国との決勝で延長戦にヘディングゴールを決めるなど大会3得点を記録した。
そんな彼は、元イタリア代表のフィリッポ・インザーギ、元アルゼンチン代表のガブリエル・バティストゥータらに憧れる「昔ながら」の点取り屋だ。
チームでの機能性や精度には課題が残るものの、スピードとDFラインの裏を突くタイミング、ポジション取りの巧さは絶品で、得点のほとんどはワンタッチ。この年齢にしては末恐ろしいほど「明確な自分の形」を持っている。
それ以上に魅力なのが精神面で、どんな相手や決定的な場面でも慌てることたく淡々とプレーする性格、「ゴールを奪うことだけを考えてきた」とあっさり言ってのける気質は、彼こそ「釜本の後継者」と呼ぶに相応しいかもしれない。