稲本潤一(フラム)

コンサドーレ札幌に所属する稲本潤一は10代の頃から大型ボランチとして騒がれ、2001年、元名古屋指揮官アーセン・ヴェンゲルの誘いによりアーセナルへ加入する。

しかしそれから14年後の2015年、『Dailymail』によるワースト移籍10にノミネートされるなど、アーセナルでは公式戦で1試合も出場する機会を得られなかった。

それでも大活躍を見せた2002年W杯後にフラムへレンタル移籍すると、そのすぐ後の2002年8月27日、今はなきインタートトカップ決勝2ndレグ、イタリアのボローニャ戦でハットトリックを達成したのだ。

当時の稲本は“普通”に活躍していたため、その後プレミアが日本人の鬼門となるとは誰も思わなかったのではないだろうか。なお、これが欧州主要リーグでプレーした日本人選手による、公式戦での初めてのハットトリックとなっている。

欧州の主要なリーグやクラブでハットトリックを達成した日本人選手は、稲本潤一、香川真司、中村俊輔、高原直泰、武藤嘉紀、久保裕也、南野拓実、豊川雄太の8人で今回が10度目となる。

日本人が欧州で初めてハットトリックを達成してから約16年。この8人全員がまだ“現役”というのがすごい!

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