アハマド・ムバラク「カノー」(MF)

まだ33歳であるが、代表キャップ164試合を誇る大ベテランだ。この数字はサッカー界の歴史上でも10位になる記録で、現役選手でに限ればブッフォン、カシージャス、アル・ムターワー(クウェート)に次ぐ4位だ。

ボランチの位置からチームのバランスを取るプレーは、このオマーンに欠かせないものの一つ。守備をベースに組み立てるカウンターを支える存在だ。日本にとって「いやらしい」選手になることは確実。

我々にとっては2012年、ブラジルW杯の予選で日本代表相手にグラウンダーのフリーキックを決めた選手としても印象深い。その際日本を救ったのは89分にゴールを決めた岡崎慎司だった。