「僕は空腹の何たるかを知っている。寒さの何たるかを知っている。食べ物が欲しくて、小銭を要求していた。
それが僕の小さな頃の人生だった。それを誇りに思っているから、ペラペラ喋るのは好きじゃないんだ。
誰もが自分の物語を持っている。僕の個人的な物語は、自分を『お返しをする』という気分にさせてくれる。
ちょっとした人気があるときは、それを積極的に利用できる。それこそ自分がやろうとしていることだ。
別に誰かの模範になろうとしているわけではない。ただ刺激を与えたいだけさ。誰もが自分の物語を持っているし、これは僕の話だ。
自分のストーリーが僕を助けてくれた。どのような人生を見出すかということに対してね」
(父の出身地であるセネガルのタンバに孤児院を建設したね)
「僕はそこを『スレイマヌ・サコ』と呼んでいるよ。父の名前だ。
13歳の時、僕はサッカー選手になると思った。父が亡くなったときだ。家族を養う責任が僕の肩に伸し掛かった。
僕は男になった。サッカー選手になることは目標じゃなかったんだ。もはや義務だった」
パリで「物乞い」をしていた…ママドゥ・サコの激白が考えさせられる
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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