プロスポーツクラブとして日本初となるクラブトークンの発行を発表した湘南ベルマーレ。

既にクラブトークン関連の企画も動いている。第1弾は5月26日開催予定の第16節対川崎フロンターレ戦をスペシャルデーとして、試合前に行うウォーミングアップの見学や貴賓席での観戦など各種特典を販売中だ。

前編に続き、後編では湘南ベルマーレ営業の平正太氏 (以下、平)とフィナンシェCEOの田中隆一氏(以下、田中)のインタビューをお届けします。

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聞き手:河合カエル
写真提供:フィナンシェ

他スポンサーとのコラボ企画について

―湘南ベルマーレには、フィナンシェ以外にもスポンサー企業がついています。こういったスポンサー企業とクラブトークンのコラボ企画のようなものは現段階で計画されていますか。

平:現段階では、まだ具体的な発表はできませんが、今後検討していきたいところです。スポンサーの中には、ものづくりを一緒にしていただける企業さんもあるので、トークンを活用して企画段階でクラブサポーターも巻き込んでやるといったことは、今後できるのかなと考えています。

―投票でこんなものを作ってもらいたいなどの提案を出していきたいということですか

平:例えば普段はクラブが決定しているデザイン案を、今後はサポーターの方に投票で決めてもらうことはできると考えております。

―デザインという話がありましたが、投票でユニフォームのデザインや選手の移籍に影響を与えることはできますか。

平:ルールの範囲内で新しいことに挑戦したいとおもいますが、現時点ではどちらかというとユニフォームや練習着のデザイン案投票のほうが実現しやすそうかなと思います。

まだやりますとは言えないのですけれども、毎シーズン期間限定で販売しているユニフォームがあって、そこに絡める企画があればとは考えています。選手の移籍に関する投票は、正直実現は難しいのかなというところです。

田中:さすがに試合の勝敗にかかわることとか、クラブの経営にかかわる内容は、難しいと思います。

どちらかというと、演出の投票、ユニフォームも1つの演出ではあると思うのですけれども、そういった企画については積極的に検討していきたいなというふうに考えています。