先日行われたバルセロナの会長選挙。2003年から2010年までその座にあったジョアン・ラポルタ氏が再び当選することになった。
今回はそのラポルタ氏が会長をかつて務めていた時期に行われた補強の中で、「あまりにも高いお金を払いすぎた」失敗ケースをピックアップしよう。
ズラタン・イブラヒモヴィッチ
加入年:2009
加入時の移籍金:4600万ユーロ(およそ59.38億円)
インテルから2009年に加入したイブラヒモヴィッチ。バルセロナが求めていたセンターフォワードがやってきたということで大きな期待を受け、その移籍金は4600万ユーロ+サミュエル・エトーの譲渡というとんでもないものだった。投資は総額6950万ユーロになったという。
開幕戦から5試合連続でゴールを決めるという見事なスタートを切ったものの、中央でのプレーを求めるリオネル・メッシとの兼ね合いもあり、ジョゼップ・グアルディオラ監督との確執が表面化。徐々にベンチでの時間が増えていった。
そしてわずか1年でミランにローン移籍することになり、そのままシーズン終了後に買い取られていった。その額は2400万ユーロと大きくダウンしている。