目指すは、世界のダビド・リューホ

――菊池選手は自ら「ダビド・リューホ」と名乗っています。ブラジル代表として活躍したDFダビド・ルイスのダビドですよね。彼のどんなところが好きなんですか?

ボンバーヘッドな感じや、それでいて無回転フリーキックを蹴るなど、彼の性格が好きです。

大学の時にダビド・ルイスが無回転を決めた試合をたまたま見たんです。むっちゃかっこいいなと思って、レガースに「ダビド・リューホ」と書きました。

自分でもちょっと恥ずかしくて隠していたんですけど、関西選抜の活動の時にレガースを見られてしまって…。皆の前でそれを言われて皆が大爆笑して、そこから自分はダビド・リューホになりました。

――(笑)。無回転、練習しました?

大学時代、毎朝練習していました(笑)。

蹴れるようにはなったんですけど、置いたら蹴れないです。ドリブルなどでボールが動いていたら蹴れます。

――ということは、ミドルなどで狙ったりすることは可能?

いやーでも、どこに行くか分からないです(笑)。あと落ちるのがちょっと早いので、ゴールを決めるという面では厳しいかもしれないですね。

枠に飛ばせられると言えば飛ばせられますけど、100%出せるわけでもないですし、吹かしたりすると嫌なので…。

――でも、蹴れるは蹴れるということで、それは楽しみにしたいですね。

そうですね。自分が調子に乗ってきたら(笑)。

※こんなダビド・リューホの姿がそのうち見られるかも…。

――センターバックとして、前にスペースがあればボールを運ぶ意識なども強くなっていますか?

できるだけボールを運んでまわりに供給できたらと思っています。

ヴィッセル神戸はポゼッション主体のチームなのでそういったプレーも多く求められます。そこが自分の課題なので、もっともっと上手くなっていけばさらに成長できます。

そういった面でも、本当に素晴らしい環境でサッカーをさせてもらっているなと感じます。