――3月の加入でしたが、どんな経緯で日本へ来ることになったのですか?

本当のことを言うと、1月に自分は中国の深圳FCへ戻る予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染症により、移籍のウィンドウが閉まっていて、中国に戻ることができなくなってしまいました。

そんな時に、深圳FCとアビスパ福岡が繋がりを持っていて、期限付き移籍という形で日本へ来ることができました。

ただ、これまで様々な人から日本は綺麗で文化的にも良い国だと聞いていたので、行く機会を探していたというのもありました。そして実際に来てみて、本当に良い国だというのを実感しています。

――外から見ていたJリーグの印象と、実際にプレーしてみてのJリーグの印象はそれぞれどんな感じでしょう?

自分の中で両方とも同じですね。選手たちにアジリティがあって切り替えが速く、攻撃のために守備をし、ボールを奪えばすぐにカウンターをする。そういうイメージを持っていて、実際にプレーをしてみてもそれは変わらなかったです。

――アビスパ福岡についてはどんな印象です?

アビスパは大きな夢を持っているクラブだと思います。今まではJ2を懸命に戦い、J1へ昇格しても1年で降格してしまうというサイクルでしたが、今シーズンは自分を含め、皆でその歴史を変えようとしています。

アビスパがまだ日本でベストのチームでないことは自覚していますが、同時にすごく可能性のあるチームであることも感じています。今はチーム全員がトレーニングで自分たちに必要な戦略などを突き詰めてやっています。

――長谷部茂利監督とのコミュニケーションはいかがでしょう?

監督はすごく紳士的な人で、自分たちに対しても常に紳士的に対応してくれます。そこは私自身も学んだところです。どんな時も自分のプレーやチームのことを率直に話してくれるので、コミュニケーションとしてはすごく上手くいっていると思います。