――マリ選手は他にも、ハンドサインのゴールパフォーマンスをルヴァンカップ鹿島戦でやっていました(※下動画:27秒~)。あれはどういった意味があるのですか?ファンの方も「ジョンマリポーズ」としてやっているのをSNSなどで見かけます。
あれは「ピース&ラブ」です。
個人的な話で言うと、3人の娘のことも意味していて、腕に入った彼女たちのタトゥーにキスをしてからあのポーズをやっています。
※たしかに「宙返り」の際もそうだが、腕にキスをしてからゴールパフォーマンスをしている!
――そういう意味だったのですね。ここまで出場5試合で3ゴールを決めていて、本当にストライカーだと感じます。何歳くらいでストライカーとして目覚めたのでしょう?それとも、最初からストライカーだったのですか?
ナイジェリアでサッカーを始めた頃は、守備的MFやセンターバック、右サイドバックなど後ろのポジションをやっていました。
その後、カメルーンに移り住んでから(※おそらく2000年頃)監督やコーチが自分をトップ下で使うようになり、得点することの楽しさや喜びを感じるようになりました。そこからストライカーになっていったという流れです。
――シュートまでの流れがスムーズですし、左右両足を使うこともできます。トレーニングの賜物でしょうか?
小さい頃から両足の練習はしてきました。
利き足(右)と利き足でない足(左)がありますが、サッカーをプレーしている以上90分の間でどちらの足にボールが来るかは分かりません。自分の中では、利き足でないほうにボールが来ることが多いと感じていたので、昔からよく練習していました。
――ストライカーに一番必要なものは何ですか?
ゴールを決めることです(笑)。もちろん、選手としての質の部分でアシストをすることも重要です。監督には様々なスタイルがありますし、ボール回しに関与することや守備を求められることもあります。
中国にいた3年間は、カウンターのために前線に残ることが多かったです。個人的にそのスタイルに適応することは難しかったのですが、日本へ来て自分の感覚が戻ってきていることを感じています。