ギャレス・ベイル
クラブ:レアル・マドリー
純粋な才能と運動能力でいえば、最もクリスティアーノ・ロナウドのようなレベルに近い男だったはずだ。強靭なフィジカルと無尽蔵のスタミナ、そして強烈なスピード。さらに技術的にも高いものがあった。
2013年にトッテナム・ホットスパーからレアル・マドリーにやってきたあと、チャンピオンズリーグ決勝の2試合でゴールを決めるなど重要な時に結果を残し、度重なる怪我もありながらもワールドクラスのパフォーマンスと勝負強さを兼ね備えた選手だった。
ただ、ジネディーヌ・ジダン監督が率いている時期に出場機会を失い、中国への移籍がブロックされたことによって彼とレアル・マドリーとの関係もこじれてしまった。干された状況がこれだけ続けば、もはや元の彼に戻ることは無理であろう。