――(中略)弟の鈴木優磨選手はメンタリティが特徴的ですね。どのように培われたんでしょうか?
ここは自分しか知らない部分が多くあると思っています。
やはり世間だと「ヤンチャ」とか「悪童」といった嫌われる今のイメージがあって、批判も多いじゃないですか、ああいう性格だと。でもピッチを一歩出れば本当にかわいい弟ですし、見た目通りではないんですよね。
僕も今まで一緒にサッカーをやってきた人数が結構いますが、あれだけサッカーに対して真面目で、あれだけサッカーが好きで、サッカーIQの高い選手をあまり見たことがありません。
家族だから贔屓目というのももちろんあるとは思いますけど、それを抜きにしても、求心力のある選手だなと思います。良くも悪くも、人の心を惹きつける。動向が気になる選手です。
何をするにしてもリーダーなんですよね。一緒にご飯を食べに行ったりしても、友達と集まっていても。人の心を惹きつける“何か”を持っています。
何かすごい大物だなと思わせる。今までのサッカー人生で出会ったなかで一番の大物だなと自分の弟を見ていて思います。
小さい頃から負けず嫌いだったというのもあります。どんな小さな勝負でも。例えば公園で一対一をやっていても、今となっては恥ずかしいんですけど、どれだけ大きくなってもやっぱり殴り合いとかをしていました(笑)。
お互い負けず嫌いなんですけど、弟のほうがやはり全然負けず嫌いでした。すごかったですね。小さい頃からあの性格は変わってないです。
サッカーに対して真摯だし、逆にあそこまで負けず嫌いを表現できる選手は日本にはいないですよね。今でもそこはすごいなと思っています。
動画では他にも、いわきFCというクラブの特長や自身の成長、ソニー仙台から加入するまでの経緯、伊東純也の大学時代との“違い”、さらには弟・優磨の帰国に至る決断を見守っていた時のことや鹿島アントラーズへの思いなど、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!
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いわきFCは今週、7月10日(日)にFC岐阜とアウェイで対戦。来週16日(土)にはアスルクラロ沼津をホームのJヴィレッジスタジアムに迎える。