相馬勇紀

東京五輪でコンディション不良の三笘薫を抑えてレギュラーを務めた実績はダテではなかった。

最終予選の出場はゼロ。しかし今年7月に行われた国内組だけのE-1選手権で3ゴールと猛アピールすると、欧州遠征メンバーに生き残った。

その遠征での出場はエクアドル戦での短い時間だったが、途中投入から停滞していた試合の流れを確かに変えた。その働きは評価されるべきであろう。

ドリブラーだが相手の弱点を見つけ出す戦術眼にも優れている。また精神的にも非常に強く、彼の力はワールドカップのような大舞台でより輝くかもしれない。