久保建英
成功を約束された日本サッカー界の神童も、春先の時点では追い詰められた状況にあった。
得意とする右サイドは絶対エースの伊東純也が君臨し、同じ左利きの堂安律も控える中で、もう一つの選択肢であるトップ下も3ボランチの採用でポジションがなくなったのだ。
低迷するマジョルカで定位置さえ確保できていなかった久保については、不要論の論調も確かに高まりつつあった。
しかし久保は、6月の代表取材で「名前のあるクラブで活躍すれば序列は変えられる」と強気の発言。その言葉通り、レアル・ソシエダへの完全移籍で一気に息を吹き返した。
アメリカ戦では不得手な左サイドで一定のパフォーマンスを披露。チームに必要なピースであることを証明している。
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なお、まずは10月21日の時点で55人の選手リストがFIFAに提出されるとのこと。そして、11月1日に日本代表のW杯メンバーが発表される。