2回目にひざをやった時なんてもっと何もなかったですね。切れた瞬間はすぐ分かるんですよ。「あ、これは切れたな」「マジか」というのは一瞬思います。

でも別に落ち込んだりはしませんでした。右ひざをそこまで治せた自負というか結果があったので、不安は一切なかったです。「同じことをすればいいや」と思っただけでした。「時間がかかるから面倒くさいな」というのはありましたけど。

そういう意味で言えば、あまり悲観的には捉えなかったかな。僕にとって両ひざの怪我は。周りで見ている方は色々なことを心配してくれたり、「様々な感情があったんだろう」と思われたりするかもしれないですけど。

当事者からしてみたら本当にもうシンプルです。「怪我をしました。じゃあサッカーを辞めるの?やりたいです」と、自分の中の感情があって、辞めるつもりはなかったですから。であればもう、復帰に向けてリハビリを頑張るしかない。

向かうべきゴールというか進むべき方向はもう決まっていたので、それに向かってやれることをやるしかない。その結果どうなるかは分からないですよ。分からないですけど、もう自分にやれることはこれしかない。リハビリをするしかない。しなければもう治らないわけですから。

そういうことが明確だったので、「やるしかないよね」という形でしかなかったです。だからあんまりああだこうだと考えなくて済みましたね。

【関連記事】宮市の復活を待つ!「前十字靭帯の怪我を乗り越えた」スター10名

インタビュー最終回となる動画では他にも、横浜F・マリノスで同じ10番を背負い先日現役を引退した中村俊輔や、今年のE-1選手権で再び前十字靭帯を断裂してしまった宮市亮への想い、気になる来シーズンについてなど、たっぷり聞いているのでこちらもぜひご覧ください!

【厳選Qoly】新潟愛は永遠!アルビレックス新潟が「世界」に送り込んだ“最強”日本人6名