カーディフ

2010-11 Puma ホーム ユニフォーム

2014-15 Cosway Sports ホーム ユニフォーム

ある意味ではイングランドサッカー史上最悪のエンブレム(とキットカラーの)変更だろう。それまで青い鳥のエンブレムを付けて青いユニフォームを着ていたチームを2012年、当時のオーナーが独断で赤い竜と赤のユニフォームに変えてしまった。

そのオーナーとは中国系マレーシア人(いわゆる華僑)のヴィンセント・タン氏。2010年にイングランドへ越境参戦するウェールズのクラブであるカーディフを買収し、2012年に中国圏で縁起が良いとされる赤をユニフォームの1stカラーに決めてしまう。

さらに青い鳥のエンブレムも赤い竜に変更。この竜自体はウェールズの象徴であり以前からエンブレムにも描かれていたが、タン氏の狙いは中国的な「赤い龍」のイメージだったのだろう(中国で龍は幸運や権力の象徴とされる)。

当然サポーターは猛反発。結局“2つの赤”は3年で終了となり、2015年に再び青い鳥と青いユニフォームが戻ってきた。