神村学園は27日、U-17日本代表MF吉永夢希(3年)がベルギー1部ヘンクへの内定を発表した。チームへの合流は18歳になる来年2月22日以降となる。

同校の先輩であるドイツ1部ボルシアMGのFW福田師王に続く欧州移籍を決めた。

吉永はソレッソ熊本を経て神村学園へ入団。昨年度の高校サッカー選手権では左サイドバックに入り、同校の4強進出に貢献した。スピードを生かした攻撃参加、弾丸のようなオーバーラップ、正確な左足でチャンスをつくる攻撃的なサイドバック。今年6月15日から翌月2日にかけてタイで開催されたAFC U17アジアカップ2023では左SBなどで出場し、チーム4度目の優勝となる大会2連覇を飾った。

来月10日から開催されるU-17ワールドカップのメンバーにも選出されており、同大会初制覇の期待がかかる。

吉永は神村学園のリリースを通じて

「この度、コーニンクレッカ・ラシン・クルブ・ヘンクに入団する事になりました。 ヘンクという伝統のあるクラブチームで、小さい頃からの夢であったプロサッカー 選手としてのキャリアをスタート出来ることをとても光栄に思います。 少しでも早く世界のサッカーにチャレンジしたい、このチームなら成長できる、と 強く感じ決断しました。
1 日でも早くトップチームで活躍し、これまで私のサッカー人生に関っていただい た方々に、活躍している姿で恩返しができるよう努力します。 応援よろしくお願い します」

とコメントした。

またヘンクのスタイン・ヘルダーマンステクニカルディレクターはクラブリリースを通じて

「左サイドバックは国際的に、質的にも埋めるのが難しいポジションだ。 夢希が埋めてくれることを期待している。 彼は身体的な存在感と、優れた技術、そして前に進もうとする大きな衝動を兼ね備えている。 これは彼が現在ヘンクで既に活躍している「サイドバック」のリストにうまく適合していることを意味する。 私たちの攻撃的なプレースタイルでは、サイドバックがチームに攻撃の推進力を与えることに役立つと期待している。 まずは夢希に、ベルギーでの生活、ヘンク、そしてプロサッカーのレベルに安心して適応する時間を与えるつもりだ。 来シーズンから我々は彼をヨン・ヘンクのサポートの柱として見ており、次の段階ではトップチームの座を争わなければならないだろう」

と吉永に期待を寄せていた。

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高校在学中にベルギーのビッグクラブへの移籍を決めた吉永は、既に欧州へ渡った福田に続く活躍を目指す。

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