いわきのヒーローの目標とは
今季20試合7得点2アシストとチーム最多得点タイの活躍でJ2残留へと導いた。いま複数のJ1チームに注目を受けているというストライカーから今後の目標などを聞いた。
――岩渕選手を含めた97年世代は松尾佑介選手、G大阪の山本悠樹選手と、三苫薫選手を筆頭に素晴らし活躍をしています。彼らから刺激は受けていますか。
そうですね。大学でやったときにすごく衝撃的だった選手が三笘薫と上田綺世でした。彼らが世界で活躍していることがすごくうれしいし、逆に活躍してくれないと困るというか(苦笑)。(活躍しなければ)自信を無くす部分もあるので。(三笘が)川崎フロンターレへ行ったときもそうなんですけど、すごかったといまでも思っていますね。
――大学の同期松尾選手はいまヨーロッパでプレーしています。岩渕選手も追いつきたいという気持ちがあると思いますけど、今後のキャリアの目標を教えてください。
サッカー選手を10年続けることを一番の目標にやっています。少しでも長くやりたいし、Jリーグの舞台で戦いたいので、J1に行くことが一つの目標です。どうなるか分かんないですけど、やっぱりJ1でプレーして活躍したいですね。
険しくも、苦しい道を歩みながらJリーガーとなった。これまで高校、大学でも大きく注目されることはなかった。大学卒業後はJリーグ参入失敗、大ケガと大きな挫折を乗り越えて、Jリーグで注目される存在となった。
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信念を曲げない強い心、慢心のない謙虚さ、努力を惜しまない姿勢など一歩、一歩着実に歩みを進めたからこそ、現在の結果につながっている。いわきのヒーローとなった岩渕弘人の今後の活躍から目を離せない。