鎌田大地

カタールワールドカップでは権田修一、吉田麻也、長友佑都とともに4試合すべてに先発出場。当時の日本代表は「鎌田大地のチーム」だった。

現在も鎌田にしかできないプレーは相変わらず存在する。下りてボールを引き出すタイミングや相手のプレッシャーをものともせず、涼しい顔でボールを展開する様は流石の一言だ。

ただ、チーム内における鎌田の重要度は落ちている。名波浩コーチのもとチームとしてビルドアップの向上と安定に力を入れており、菅原由勢のようなビルドアップ能力の高いサイドバックも台頭してきた。

鎌田と同ポジションでは久保建英が成長し、一方で鎌田は移籍のゴタゴタもありクラブでのパフォーマンスが低下。途中出場で持ち味を発揮するタイプではないことも今後に向けた不安材料だ。