室屋成

1994年4月5日生まれ

高校時代に大きなタイトルを獲得することはできなかったが、紛れもなく青森山田史上最高のサイドバックだろう。

高卒で清水エスパルスからのオファーを受けていたが、長友佑都を輩出した明治大学への進学を選択。1年次の2013年6月には早くもFC東京のキャンプへ帯同し、当時のランコ・ポポヴィッチ監督から非常に高い評価を受けていた。

2015年にFC東京の特別指定選手になると、翌2016年2月には明治大学サッカー部を退部して正式加入。その年のリオデジャネイロ五輪に出場し、日本代表へとステップアップしていった。

2020年夏からドイツ2部のハノーファーでプレーしており、今冬の日本復帰もささやかれている。

菊池流帆

1996年12月9日生まれ

岩手県釜石市出身の菊池流帆の成り上がりもまた強烈だった。一般入学した青森山田で地道に努力を重ね、3年次のインターハイや選手権では大会優秀選手に。

進学した大阪体育大学でも着実に成長し、2017年のユニバーシアード台北大会ではレギュラーとして3大会ぶりの優勝に貢献している。

2019年にレノファ山口FCでプロ入りすると、1年後にヴィッセル神戸へ個人昇格。身体能力を生かした守備と高らかな咆哮はまもなくノエビアスタジアム神戸の名物となった。

ただ、神戸が悲願のJ1初優勝を達成した昨季は開幕直後に左膝を負傷。前十字靱帯損傷の重傷だったためシーズン中の復帰はかなわず。今年、復活に燃えている。