「かなり難しかったのが、北朝鮮の空港に着くじゃないですか。空港からホテルまで道(距離的に)にして大体バスで15分くらいなんですけど、なんと4時間かけられました。

試合までのストレスを与えたい、プレッシャーを与えたいっていうのがあったと思います。4時間ずーと同じような道をグルグルグルグル。携帯も持ってないので、Google Mapも分からないし、ホテルどこなの、こんなに遠いんだ、みたいな。ずーと外見ていても一向に着かないみたいな感じです。

色んな状況ありましたよ。ホテルのなかも時計が全部ないので。時計をとられるんですよ、時間が分からないんですよ。携帯もないので、いまどれくらい動いているのか分からないんですよ。体内時計です、全部。部屋のなかは全部鏡張りなので、全部鏡張り。

で、これすごいのが、ずーと軍歌が流れてるんですよ、ホテルのなか。ゆっくりする時間ないです!1人1部屋あるんですけど、部屋の前に軍隊がいるんですよ。ずーと見張られているんですよ、ずっと立ってる。

そんな異様なホテルの暮らしとか、ホテルからバスの移動だとか、そういうのを経て試合会場に入るみたいな感じ。僕らそこに4日間いましたよ。試合ももちろんタフですけど、試合前の時間の作り方とかアプローチがかなり難しいものがありましたね」

槙野は試合自体には出場しなかったが、とにかく異様だったとのこと。

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なお、なでしこは中立地で行われた北朝鮮との1stレグを0-0で引き分けた。運命の2ndレグは28日に東京の国立競技場で行われる。

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