スペインの4度目の優勝で幕を閉じたEURO2024。
開幕戦から決勝まで全51試合を無料配信したABEMAは18日、中継などで解説を務めた林陵平氏が選ぶ今大会のベストイレブンを発表した。
各ポジションで特に活躍した選手をセレクトしたという、大会ベストイレブンと注目選手1名。林陵平さんが選んだメンバーは以下の通りだ。
GK ウナイ・シモン(スペイン)
DF マルク・ククレジャ(スペイン)
DF ウィリアン・サリバ(フランス)
DF カイル・ウォーカー(イングランド)
MF ロドリ(スペイン)
MF トニ・クロース(ドイツ)
MF ファビアン・ルイス(スペイン)
MF ジュード・ベリンガム(イングランド)
FW ラミン・ヤマル(スペイン)
FW ニコ・ウィリアムズ(スペイン)
FW コーディ・ガクポ(オランダ)
監督 ルイス・デ・ラ・フエンテ(スペイン)
決勝のイングランド戦で決勝弾をアシストしたマルク・ククレジャをはじめ、優勝国スペインから最多の6名が選出。今大会を経験したことで今後の活躍がさらに期待されるスペイン両翼、ニコ・ウィリアムズとラミン・ヤマルもノミネートされている。
準優勝のイングランドからは、現代型MFの完成形とも称されるジュード・ベリンガムと、EUROでも圧倒的な対人能力を見せつけたカイル・ウォーカーが選ばれた。
また、林氏は今大会の最注目選手としてククレジャを指名。6試合に出場し攻守にわたって多大な貢献を果たした25歳の左サイドバックについて以下のようにコメントしている。
「ククレジャは守備面での安定感、攻撃面での立ち位置、戦術的な柔軟性に優れた選手です。特に攻撃から守備への切り替え時の相手のカウンターを止めるクレバーな守備能力が素晴らしいです。今回のEUROでも試合を通して高い強度を維持したまま、安定したプレーをし続け、幾度となく相手の決定機を阻止してきました。時には狡猾さをみせ相手が嫌がるプレーができ、相手との駆け引きがうまいです。さらに縦ラインの連携も素晴らしく、ニコ・ウィリアムズをうまくサポートしながらも、スペースがあればクロスやフリーランニングでチャンスを創出していました。イングランドとのファイナルでは決勝弾のアシストという大仕事を成し遂げましたね。MVPに相応しい活躍を見せたと思います」
ククレジャの話であればいくらでもできそうな勢い!UEFA公式の大会MVPはロドリだったが、林氏の中でのMVPはククレジャのようだ。
バルサのアカデミーで育ち、ヘタフェに在籍していた2020-21シーズンには久保建英とも一緒にプレーしたククレジャ。あれから3年で世界的なサイドバックへと飛躍した。