中3日で試合が続くなか復調できるか
千葉は直近リーグ戦5試合勝利なしと、厳しい状況に立たされた。小林監督は「勝てていないので、どうしても失点してしまうとダメージが大きいとは思う。しかし残された時間であったり、自分たちの内容を考えれば、まだまだ踏ん張ってチャンスをつくり続けるマインドでいるべきだった。1失点目から若干の空気感が変わったと僕自身は感じていましたし、士気も下がっていた。そこは今すぐに変わるべきポイントだと選手たちには厳しく伝えました」
この試合をもって千葉は勝点37で8位。一方で勝利したいわきは勝点43で7位となり、J1復帰を目指す千葉にとっては手痛い敗戦となった。次戦は8月21日(水)に天皇杯ラウンド16でJ1北海道コンサドーレ札幌と対戦し、同月25日(日)にはリーグ戦でベガルタ仙台と対戦する千葉。それぞれ中3日と時間は限られているが、絶対に勝利したい2連戦だ。またどちらの試合もホームゲームであり、今度こそサポーターには笑顔で帰ってもらいたい。MF田口泰士は不甲斐なさを口にしながらも、次戦の勝利を誓う。
「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。サポーターはここ最近の情けない結果に対しても鼓舞してくれて、『まだ諦めていない』という想いを出してくれる。俺たちは『まだまだやれるだろ』という後押しもあると思いますし、その気持ちはこっちに届いている。選手たちは結果で応えなきゃいけないので、この結果はすごく残念ですし申し訳ない気持ちです。ただ試合は続きます。また次ホームでやれるので、今度こそしっかりと結果で応えたいと思います」と語った。
5試合勝ちなしのJ2千葉…。14試合ぶり先発出場のMF椿直起が「質にこだわって」と攻撃の改善を誓う
リーグ戦は残り11試合。千葉は今季最大の正念場を迎えている。J1復帰への扉は閉ざされていないなかで、一刻も早くメンタルを立て直し、まずは昇格プレーオフ圏内(6位)に進出したい。
(取材・文 浅野凜太郎)