田中碧
1998年9月10日生まれ(26歳)
MF/リーズ・ユナイテッド所属
3人目は田中碧。サウジアラビア戦では出場機会がなかったが、オーストラリア戦は遠藤航がコンディション不良により欠場したため、川崎フロンターレ時代の僚友・守田英正と中盤を組みフル出場した。
5-4-1で守る相手に対し、落ち着いてボールを左右に振りながら入れどころを探るスタイルは川崎の頃もよく見られた。相手ボールになった際のネガティブトランジションも機能しており、二次攻撃、三次攻撃につなげる機会も多かった。
ただ試合後本人も語っていたが、クラブであまり経験していない3バックへの理解は向上の余地がある。田中がブレイクした2019年のトゥーロン国際大会では、3-4-2-1のボランチでまさにチームの“心臓”となり、史上初の準優勝へ導くと同時に個人賞も受賞した。
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高い個人戦術のなせるわざだったが、A代表で定着しつつあるより練度と強度の高い3-4-2-1への順応はまだこれからと言ったところ。そこの経験値で上回る選手が台頭してきた場合、現状のボランチ3番手というポジションは危うくなってくるかもしれない。