――先制点や追加点の守備など、試合の流れを決定づけたのが北川選手の働きだった。自信や手応えは。
一戦一戦に全力で向き合っていくというところが、自分自身のやり方です。
今日の試合に関しては、最初なかなかうまくいかない時間帯もあった中でセットプレーで点を取って流れをつかめて、2点目もすぐ入ってというところでいい形に持っていけました。そこに貢献できたのは個人的にも良かったかなと思います。
――先制点を決めてベンチで喜びを分かち合ったあと、最後に内田コーチからアドバイスを受けていたように見えた。何を伝えられたのか。
自分が高い位置をとって背後とかを取りに行くのも、行けるから全然いいですけど、センターバックの距離が結構開いてしまってリスクがあるときも多かったです。それは自分自身でもわかっていました。
そこのリスクをかけるのか、どうするのかというところは、もっと判断して…別に自分がもっと低い位置でもらっても全然いいし、という話をしてくれて。
確かにリスクのところは自分自身ももっと流れを考えながらやらなきゃいけないですし、ありがたかったなと思います。
――五輪前も地元の石川県への思いを聞かれていたが、海外移籍している間に今度は集中豪雨に見舞われて。改めて届けたいメッセージがあれば。
本当に、“続いてしまっている”という現状を自分自身もわかっていますし、つらい思いをしている方もたくさんいる中で、自分は今海外でプレーしたり、こうやって日本に帰ってきてプレーしたり。
とにかく地元の方も応援してくれていると思いますし、逆に自分自身がそういうつらい思いをしている方々に少しでもパワーを届けられたらという思いで毎日過ごしています。
今日の勝利もしっかりと何かを届けられていたらなと思います。