25歳のサッカー選手が帰らぬ人となった。
亡くなったのは、アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のフィラデルフィア・ユニオンに所属するGKホールデン・トレント。
彼は今週木曜日、集中治療室(ICU)に入院したことが家族から発表されていたが、その2日後の26日、息を引き取ったことが家族とクラブから明らかにされた。
ハイポイント大学出身のトレントは、2023年のMLSスーパードラフトにおいて全体の28番目で指名されユニオンへ加入。
期待された選手だったが指の骨折で手術したこともあり、トップチームでの出場はなし。ユニオンのセカンドチームで通算6試合に出場していた。
ユニオンは「彼は素晴らしい選手であり、激しい闘志を持った競技者でしたが、それ以上に周りの人々を輝かせる献身的な息子、兄弟、婚約者、チームメイトでした。私たちは彼の家族、婚約者、友人たちに心からの哀悼の意を捧げます」とコメント。
トレント本人のSNSには「私たち家族は、皆さんがホールデンに抱く愛を目にし、感じ、深く感動しています」という家族の言葉も掲載された。
なお、死因は明らかにされておらず、ユニオンは「ホールデンの友人と家族の意向を尊重し、現時点でこれ以上の発表は行わない。喪に服する彼らのプライバシーを尊重してもらいたい」としている。
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一方、ユニオンのセカンドチームを率いるマーロン・ルブラン監督は「こんなことを言うべきかはわからないが、トレントは臓器提供者だった。彼は英雄として旅立った」と話してた。