平川怜
ジュビロ磐田→東京ヴェルディ
FC東京のアカデミー時代、1学年下の久保建英とともに将来を嘱望されていた天才MF平川怜。
プロ入り後は苦労したものの、2022年8月に完全移籍したロアッソ熊本でブレイク。その活躍ぶりに多くのFC東京サポーターも喜びの声を上げていたがしかし、ジュビロ磐田を経て、今季から“緑の東京”の一員に。
「今シーズンのヴェルディのJ1での戦いには心を打たれ、オファーをいただきクラブの一員になれてとても嬉しいです。このクラブでさらに成長したい気持ちが強いです。東京ダービーは絶対に負けたくないです」
古巣とのダービーマッチに早くも燃える24歳は、東京ヴェルディからFC東京へ移籍した河野広貴や中島翔哉以上の波風を立たせるかもしれない。
山口蛍
ヴィッセル神戸→V・ファーレン長崎
昨季J2で3位に入りながら、J1昇格プレーオフ初戦でベガルタ仙台にまさかの完敗を喫したV・ファーレン長崎。待望の新スタジアムが舞台だっただけにその落胆は大きかっただろう。
だからこそなのか、精力的な補強を行う長崎がこのオフの目玉として獲得したのは、キャプテンとしてヴィッセル神戸をJ1連覇&天皇杯との2冠に導いたばかりの元日本代表MFだった。
「素晴らしいスタジアムでクラブのビジョンと絶対にJ1に上がる、その熱意に心動かされました!」と自身のInstagramで移籍の理由を語った山口。
「シーズンは長く、良い時も悪い時もあると思います。そんな時こそ一つにまとまることが大事です!そして最後にみんなで笑って終えるシーズンにしましょう!」という34歳の言葉には、重みが詰まっている。